親は誰でも、子どもたちに豊かで充実した人生を送ることができる大人に育ってほしいと願わない人はいないでしょう。では、どうしたらそんな子育てができるのでしょうか?
国立青少年教育振興機構は、平成22年にとても興味深い調査研究の結果を発表しました。その研究名は、「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」という題でした。一部を少し紹介してみましょう。
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成人調査の結果
- 結果(1)
- 子どもの頃の体験が豊富な大人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多い。
- 結果(2)
- 子どもの頃の体験が豊富な人ほど「丁寧な言葉を使うことができる」といった日本文化としての作法・教養が高い。
- 結果(3)
- 小学校低学年までは、友だちや動植物とのかかわり、小学校高学年から中学生までは地域や家族とのかかわりが大切。
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青少年調査の結果
- 結果(1)
- 幼少期から中学生期までの体験が多い高校生ほど思いやり、やる気、人間関係能力等が高い。
- 結果(2)
- 体験が豊富な子どもほど携帯電話を持っている・読む本の冊数が多いという割合が高い。また、コンピューターゲームやテレビゲーム遊びをしない、という割合が高い。
- 結果(3)
- 小学校低学年までは友達や動植物とのかかわり、小学校高学年から中学生までは地域と家族とのかかわりが大切。
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成人調査の結果
これらによれば、人は幼少年期を通じて日常生活の中で様々な自然体験、生活体験、社会体験を積み重ねていくことが何より重要であることがわかります。
山梨県内にある56園の私立幼稚園(認定こども園含む。)は、これらの最新の研究成果を踏まえながら子どもたちが多くの友だちといっしょに日々様々な活動を安心して体験できるよう、それぞれの地域で理想的な育ちの場を用意しています。
ぜひ、一度、お気軽にお近くの私立幼稚園をお訪ねください。
公益社団法人山梨県私学教育振興会
幼稚園部会 部会長 鈴木信行